子どもの体幹の強さは口で分かる

こんにちは、やまちゃんこと山崎 仁史です。

こう見えて今年の夏にタレントデビューして間もないヒヨッコタレントです。
福井県にあるM&Mエージェンシーという芸能事務所に属しています。

「理学療法士で、会社の社長をしていて、なぜタレントになったのですか?」
と沢山の方から質問されます。
理由はシンプルで、「子どもの身体づくりの大切さを世に広めるため」
実は、たったこれ一つのためにタレント活動をしています。

 

タレントとして人気が出れば、知名度も上がり、私の活動に興味をもってくれる人が出てくるかも知れません。また、メディアもほっておかなくなるかも知れません。

そうすると、
「やまちゃん」が広まれば広まるほど
「子どもの身体づくり」が広まるわけです。

 

さて、そんなタレント活動の一環として、先日タレントとしてのトレーニングを受けてきました。どんなトレーニングかというと、「発声のトレーニング」です。

その内容が実に、今回お話する「子どもの体幹と口」の話とリンクしていた内容だったので、今回この記事でシェアしようと思います。

 

 

 

親も子どもも口をチェックしよう!

先日私が受けた、ナレーターとして書籍を出版したり、数々の有名ナレーターを輩出している篠原さなえ氏のセミナーで、とても興味深い事を話していました。

ナレーターとして、喋るのが上手くなるための秘訣は「舌」にあると、篠原さなえ氏は言われていました。

なぜ発声で舌が重要かというと、舌は『身体のインナーマッスル』と言われる姿勢を保つ筋肉、また体幹の筋肉と深くつながりを持っています。そのため、舌が弱いと、体幹や姿勢を保つ筋肉が弱くなってしまうのです。

 

 

発声の基本は
「お腹から声を出して〜」
と言われるように、腹式呼吸がとても重要です。
そのため、腹式呼吸を上手くするためにも姿勢や体幹の強さが必要不可欠なのです。

ただ、『舌が弱い』と聞いてもよく分からないと思うので、まず以下のことをチェックしてみてください。

 

 

舌が弱い人を見分ける質問

質問①

今この記事を読んでいるあなた、
もしかして口を開けて読んでいませんか?
口を開けている人は舌が弱い可能性があります。

そんな事ないよ!という方に
もう一つ質問です。

 

質問②

舌は、あなたの口の中の
どこにありますか?

もし、舌の先が前歯の裏側に当たっていないとすれば、舌が弱い可能性があります。(これを是非お子さんにも同じように聞いてみてください。)

これはいわゆる、口の中で舌が下がっている低位舌(ていいぜつ)という状態で、舌の筋肉が上手く働いていない
事を意味します。

舌の筋肉が普段からしっかりと働いていれば、無意識の状態で口は閉じ、舌は上顎にベッタリとついているのが舌のニュートラルポジションだからです。

 

 

 

舌が弱いために生じる身体の弊害とは?

舌が弱いことで生じる「低位舌」。
実はこれ、最近の子どもたちに非常に多い身体的特徴の一つです。この低位舌の状態は身体のあらゆる面に影響を与えていきます。

 

幼児期であれば、歯の噛み合わせ問題や歯並び。また、舌を上手く使えないのでご飯が中々飲み込めないなどの問題。それ以上の年代であれば、口呼吸による感染症のリスクの増加や口腔内乾燥。そして大人であれば、口臭や睡眠時無呼吸症候群といった呼吸機能における病気にまで発展します。

 

そんな舌の状態を本来の位置に修正していくことで、上記口腔乾燥やご飯が飲み込めないなどの問題が解決されるのと同時に、体幹を上手く使える身体に育っていきます。

 

舌と身体の深いところにある筋肉(インナーマッスル)には、とても深い関係があります。

舌とインナーマッスルの関係】

舌は筋膜のつながりで、
頸部深層筋群→胸膜→横隔膜
→大腰筋→骨盤底筋群
→股関節内転筋群→膝窩筋→後脛骨筋

というように、
上は舌〜下は足まで一連の筋肉のつながりを持っています。

このため、舌の状態を変えるだけで、これらの筋肉がしっかりと機能します。だから、良い姿勢・強い体幹をつくることにつながるんですね。

 

 

 

舌の状態を整える2つのワーク

最後に、
子どもの舌の状態を整えるための
ワークを2つご紹介します。

①ベロぐるぐるワーク

1.  左右両方の耳をつまみ、外側へ軽く引っ張る
2.  口を大きく開けて「あっかんべー」と舌を出す
3.  耳を引っ張りながら、舌を右回し3回、左回し3回行う

*ポイント①:舌は根元から動かすように心がけましょう。

*ポイント②:ゆっくりと出来るだけ大きく舌を動かしましょう。

1〜3まで行えたら、次は左右の耳たぶ(耳垂:じすい)をつまんで下に引っ張りながら2、3を行ってください。最後は、耳輪(じりん)と呼ばれる耳の上の部分をつまみ、上方向に引っ張りながら2、3を行っていきましょう。上記のワークでは、舌を大きく動かしていくのでストレッチ効果があります。

 

さらに、
以下の2つ目のワークを行なってみましょう。

 

②ストローを使った呼吸ワーク

*このワークでは、10cmほどに切ったストローを使います。

1.  ストローを上顎(前歯の裏側)につける

2.  舌でストローを押し続ける

3.  口を閉じて、ストローの先を指で蓋をする

4.  口から息が漏れないようにして、ストローを力強く吸う

*この時、ストローが凹むのが望ましい
*この時、舌はずっと上顎につけておく

5.  5秒吸って吐く、を10回繰り返す

このストローを使ったワークをする事で、舌の本来ある位置を意識していくことができるようになります。
舌の位置が適正化されると、子どもの体幹の弱さがきっと気にならなくなると思います。
是非、親子で取り組んでみてください。

 

舌を鍛えて体幹を強くする方法をもっと詳しく知りたい方は、個別にメッセージを送って下さるか、やまちゃんの子どもの身体づくりワークショップでお話できればと思います。

 

 

 

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