子どもの正しい歩き方を引き出す10秒アクション

こんにちは。
先日は生まれて初めて岡山県の地に足を踏み入れた、やまちゃんです。

子どもの身体づくりワークショップを開催したのですが、なんと岡山でやまちゃんのレギンス事件が起きました。お時間のある方は、こちらのやまちゃんブログからご覧ください。
クスッとでも笑ってもらえたら嬉しいです。
↓↓↓
https://ameblo.jp/yamachan0328/entry-12411837874.html

さて、今回は特に幼児〜小学生の子の歩き方について説明します。

子どもは生後1歳頃になると、ひとり歩きを始めヨチヨチ歩きを経て、3歳を過ぎる頃には大人と同じような歩行形態をとると言われています。しかし、いつまでも自分のこどもがヨチヨチ歩きだったり、ひょんな事から変な歩き方のクセが身についてしまったら不安ですよね。

「変な歩き方のまま、この子は一生この歩き方だったらどうしよう」

今回はそんな不安を解消するため、歩行の専門家である理学療法士の視点から、こどものおかしな歩き方について、その原因と解決方法をお伝えします。

 

 

子どもの歩き方がおかしくなる原因

子どもの歩き方がおかしくなる原因には、以下のようなものが挙げられます。

1. 脳・もしくは運動器にまつわる病気がある

「え!?病気?」といきなりビックリした方もいるかもしれません。
しかし、これは割合的には最も少ないものです。

ただ、脳や運動器における病気があると、歩き方に大きく影響を与えるので要注意です。
代表的なものを挙げると、脳性マヒやダウン症、先天性股関節脱臼などの病気によって歩き方がおかしくなるケースです。

この中でも隠れて多いのが、先天性股関節脱臼と言われる、生まれつき股関節の関節の噛み合わせが、左右で違ってしまうというものです。
こういった場合は、専門的な治療やリハビリテーションが必要となるため、心配な方はかかりつけの小児科を受診することをオススメします。

 

2. ケガをした

これは子どもに大変よくあることです。
ケガをすると、痛みをかばうため一時的におかしな歩き方をする場合があります。

子どもに限ったことではありませんが、特に子どもは痛みに敏感なため少しの痛さで身体を大きく歪めて歩いたりします。例えば、足の指が痛いだけでも足をぶん回して歩いたり、跳ねるように歩いたりしてしまいます。

ただ、安心してください。
ほとんどの場合、これらはその時だけで、痛みが取れれば元に戻るため心配はありません。

 

3. 靴が合っていない

靴が合わないことも、子どものおかしな歩き方に繋がる事があります。
お子さんの靴のサイズ、足に合っていますか?

子どもの足はすぐに成長するので、少し大きめの靴を買ってしまうという経験はありませんか?靴が大きいと靴の中で足がすべり、靴が脱げないように必要以上に指先に力が入り、内股で歩く癖がついたりします。

また、反対に子どもの足の成長に目がいかず、いつまでも小さい靴を履かせられ続けている、といったことも原因の一つになります。
これらはどちらも子どもの歩き方を変えてしまう要因になるため、定期的に靴のチェックをして足に合ったサイズの靴を履かせるようにすることが大切になります。

 

4. ふざけて歩いているうちにおかしな歩き方が身についた

好奇心いっぱいのこどもは自分の身体を使って色々な身体遊びを行います。時にはふざけておかしな歩き方を真似したりします。(お笑いの番組で酔っ払い歩きがテレビでやっていたからふざけて真似して歩いたり、、、)

ただ、ほとんどの場合、それがクセとして習慣化してしまうほどの事はなく、意図的におかしな歩き方をしている場合は放っておいても問題ありません。

 

5. 歩行不足(運動不足)

現代の子どもに圧倒的に多いのがこの歩行不足、運動不足による歩き方の崩れです。

現代の子どもは昔ほど歩くことをしていません。1日1万も歩かない幼児や児童がいたりします。
歩行する量、身体を使って遊ぶ量が足りないことによって、身体の使い方の運動学習がなされず、そもそもの姿勢が崩れ、歩き方がおかしくなってきます。

本来私たち人間は、動くことで動作を修得していく生き物なのです。それなのに、身体を動かす量が減ることで動作の修得が徐々に遅れていきます。

結果、5歳くらいには習得するであろうケンケンの動きなどが、小学校に入っても未だに上手くできないといったお子さんが多くいます。さらに、動かないだけでなく偏った身体の使い方の習慣が身につくと、それがそのまま歩行にも影響がでてきます。

一つ例を挙げると、
重たい肩掛けカバンをずっと同じ方向に掛けていると反対の肩は下がります。そうすると肩が下がったまま歩くため、頭が左右に大きく揺れて歩く歩き方が身についてしまいます。

これはあくまで例ですが、
子どもはこのように何気ない身体の使い方のズレから歩き方にまで影響を与えてしまいます。
そのため、正しい歩き方を身につけていくように導いていくことが大切になります。といっても、専門家ではないからどうすればいいか分からないといった声が多くありましたので、以下にポイントをまとめました。

 

子どもの歩き方を変える3つの大切なポイント

子どもの歩き方を正すためには、正しい筋肉の使い方を身につけていく必要があります。その中でも特に大事になってくるポイントが以下の3つですので、ぜひ参考にしてください。

1 踵で地面を蹴る

踵で地面を蹴れると、もも裏の筋肉であるハムストリングスがしっかりと働くため、後ろからしっかりと身体を支えてくれるようになります。

2. 股関節の動きを出す

「動きの基本は股関節」と言われるように、歩行においても左右の股関節がしっかりと動くことがとても大切になります。

3. 脇から腕を振る

歩くとき、私たちは自然と手を振ります。

その手を振るときの支点が脇からになることで脇〜体幹に繋がる前鋸筋といった筋肉が機能し、体幹がしっかりと働くようになり左右対称の歩行ができるようになります。

 

正しい歩き方を身につける10秒アクション

上記の3つのポイントを踏まえた歩き方を良くするための体操をご紹介します。

ペンギンアクション

1、まっすぐ立ち、内くるぶしの直下に重心を落として立つ
2、脇をしめるように意識する
3、みぞおちの力を抜く
4、さわれる人は両方の脇を締めて、両手でお尻の骨(坐骨)を触る
5、そのままペンギンのように踵で地面を蹴って小刻みに前に進む
6、1mほどそれで歩いたら普通に歩く
7、後ろにも同じように進みましょう

このペンギンアクションは、上記に挙げた正しく歩くために必要な筋肉をしっかりと働かせてくれるワークです。

「ペンギンアクション」動画はこちら
↓↓↓
https://youtu.be/TreTzHoy1GE

慣れるまで少し難しいかも知れませんが、しっかりとできるようになると正しい歩き方が身につくので是非やってみてください。

このような歩き方・走り方に特化したワークショップのご依頼もあれば全国どこでも開催します!
主催者としてワークショップを企画したい!という方はお気軽にお問い合わせください。

 

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PS:
子どもの身体づくりワークショップを開催する時、主催者さんにもメリットがない場合、私はお受け出来ません。

逆に、
やまちゃんを呼ぶことで主催者さん自身のお子さんの身体づくりのためになったり、
子ども関係の仕事に就いていて、子どもたちに身体づくりの大切さを伝えつつ、自身の事業の集客の一助にしたい、

などなど主催者さんにもメリットがある場合は、ぜひお受けしたいです!
皆さんからのご依頼お待ちしております!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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